試合結果ヘタフェ 2 – 1 レアル・ソシエダ
現地時間9月11日、ラ・リーガ第5節、ここまで2勝1敗1分けのレアル・ソシエダは、今シーズンまだ勝ち星がないヘタフェとアウェイで対戦。古巣との対戦となった久保選手は、ヨーロッパリーグ・マンチェスター・ユナイテッド戦に続き先発出場。4-4-2のトップ下で出場しましたが、ヘタフェのアグレッシヴなハードワークを前に、なかなかボールを受けることができず、前半のみの出場で途中交代となりました。前半終了間際にエネス・ウナルのフリーキックからの直接ゴールで失点後、後半からはダビド・シルバ、ブライス・メンデスを投入し立て直しを図りましたが、ELから中2日というタイトな日程も影響してか、最後まで追いつくことができず2-1で敗戦となりました。データサイトの採点とともに久保選手への現地の反応を振り返ります。
採点・久保建英
6.15 (チーム10位/最高7.54/最低5.83)
WhoScoredによる久保建英のラ・リーガ第5節の採点は6.15(チーム内順位は10位、1位はミケル・メリーノの7.54)。メリーノはスビメンディと並び代えの効かない存在となっているが、EL開始に伴う連戦続きで今後のコンディションが心配される。
前節(ラ・リーガ第4節アトレチコ・マドリード戦)に続きシュート数はなし。シュート数1位はミケル・メリーノとFWセルロートの3本(メリーノは3本ともオン・ターゲットだった)。
キーパスはゼロ(チームトップはアイヘン・ムニョス、メリーノの3本)、パス数は8本(チーム14位)、パス成功率は50%(チーム15位)と今節は低調な結果となった。
前半で退いた久保選手のボールタッチ数は20回(チーム1位はイゴール・スベルディアの88回)。後半から出場のダビド・シルバが41回、ブライス・メンデスが43回と、前半の久保選手はボールに触る機会がいかに少なかったかがわかる。
メディアの反応
ヘタフェの地に戻った久保は、午後の時間を持て余すことになった。ボールを追い回すことが多く、パスも明瞭さを欠いていた(採点5/チーム最高はメリーノの6)。
noticias de Gipuzkoa
海外の反応
今日の久保は迷走中です。
中盤がなく、久保が孤立している。
トゥリエンテスは迷子になり、久保とメリーノはお互いを見つけることができず、一緒になることもできない。
レアルの前半はなんてひどいんだ。救うべき人がいないんです。スビメンディ、メリーノ、久保の3人は努力しているがうまくいってない。
中盤のないひどい試合。久保に全責任を押し付けて完全に手抜き。
久保はダイヤモンドのフォーメーションではなく、ストライカーと一緒にいる方が良さそうだ。そこでもっと間を持たせることが必要。ブライスがシルバを演じる方が良い。
久保はシルバのリリーフでなければならない。
これからサディクが回復するまではアリ・チョーとクボ、チョーとカリカブルのデュオでお願いします。
サディックの負傷により、勝ち点3以上のものを失う可能性がある。前半の孤立した久保よりも、後半のブライスとシルバがいた方がずっと良かった。
レアル・ソシエダはELから中2日とチーム全体としてコンディションが落ちているようでした。ELグループステージ第2節のオモニア戦(日本時間9月16日)、9月19日にはエスパニョール戦と続くため、うまくローテーションをしていくことができればいいですね。そんな最中、チームにとって悪いニュースが。負傷交代したFWサディクは右膝前十字靭帯の断裂とのことで長期離脱を余儀なくされそうです。得点力不足解消を期待されたエースの負傷はかなり手痛いですが、久保選手のトップ起用も含めなんとか踏ん張ってほしいところです。
関連動画(ハイライト・タッチ集・試合分析)
- 久保建英のソシエダを絶望させた途中交代… – KING FOOTBALL
- フィジカル至上主義の古巣から脱却して改めて正解だったと感じる久保建英 – ビアンコ